29.月、昇る
作詞:太志
作曲:Aqua Timez
ぬりたくった嘘は 寒がりな心に着せる 最後の抗いか
こんなはずじゃないって声が宙を舞うよ
純粋な想いは時代に迷い込み プラスティックみたいな微笑みは
未来にしらけた果てに乾いた喜怒哀楽
雨雲が滑るように遠ざかり 夜空はくっきりとすみわたる
輝きを競い合う星達が無駄口を叩かず 問いかけてくる
もう 飾り立てた言葉だけじゃ 届かなくて
明日を塞がれて くすぶる想いは行くあてもないまま
過ぎた日を 巡りゆき 再び此処へ
偽りの果て 風に剥がされて むき出しの孤独は
仄かな情熱を 灯されるのを待っている 灯せ その手で
誰かの舌打ちが聞こえても ためいきを返してる暇はない
人任せの理想は蒸発 涙で湿った現実 on the run
待ちぼうけ 来るはずのないバスを 聞き分けのない子供のように
「いつまでもずっと」って 目を輝かせてはいられない
降り出した雨 理想と運命 気まぐれな風 いくつもの何故
落ちてくる日々 その中で 変わりたくて 変われなくて
高く突き抜けろ 辿り着くまでは痛みと共にあれ
温もりを 遠ざけて 明日へと渡れ
頼る事は強さ 頼り切ることは弱さと知ったいま
闇をただかきわけて 進む 賑わいを夢見て
行くと決めてから 踏み出さない足を何度も見てきた
臆病なプライドが 地に膝をつく
鉛色の夜明け 逃げ道に背を向け もういちど駆け出す
恐れを わずかに上回る勇気をかざして
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